ランゲ&ゾーネ<A.LANGE&SOHNE>の歴史

ランゲ&ゾーネ<A.LANGE&SOHNE>の歴史
    孤高の名作と呼ぶにふさわしいランゲ&ゾーネ
    このブランドは、かなりマニアックなブランドで、見た目は、シンプルですが、かなりの重厚感があり、いかにも生真面目なドイツ人が作ったという印象を持ちます。このブランドの名前を聞いて、あまり聞きなれないと思う方も多いかも知れませんが、ちょっとした戦争の悲しい歴史を秘めているブランドでもあります。

    ランゲ・アンド・ゾーネとは、ドイツ語でランゲとその息子達を意味します。このブランドは、17世紀にまで起源を遡ることが出来きます。1845年にドイツのグラスヒュッテにアドルフ・ランゲ氏が工房を構え、数々の傑作を作り続けてきましたが、その4代目にあたるウォルター・ランゲ氏の時代である第2次世界大戦後の1948年に国家に接収され、1951年には、東ドイツの国営企業として、そのA.LANGE&SOHNEの名前を完全に消す事となります。そして、1990年にウォルター・ランゲ氏によって新生ランゲの時計工房を設立することとなり、その後新生ランゲが誇るランゲ1が発表されることとなります。

    このブランドは、金無垢または、プラチナ素材以外の素材では一切品物を作っていないのも特徴です。 素材へのこだわり、そして、機械へのこだわり、とことんまじめな時計がこのブランドです。ですから、手にはめたときの感覚は、ずっしりとしながら、信頼のおける満足のいく時計となっています。
ランゲ&ゾーネ<A.LANGE&SOHNE>の歴史
ランゲ&ゾーネを再興した「ウォルター・ランゲ氏」